先日ペリカンの嘴の先っちょに小さなカメラをつけて、その飛ぶ様子をペリカン目線で納めためた素敵な映像を観た。
カメラは常に、飛ぶペリカンの様子を詳細に納めていて素晴らしかった。だけどひとつだけ、残念ながら映像いっぱいにべったりと音楽が張り巡らされ、ペリカンの息づかいや羽のきしむ音等は一切消えてしまっていた。
コロラドにいる時、早朝の庭でくつろいでいると、いつも同じ時間にカナディアン・ギースの群れが頭の上を通り過ぎる。
飛ぶ高さが低目だと、その息づかいやギシギシときしる羽の音まで聞こえて、なんとも荘厳な気分に包まれるのだ。
だから私は、いつもは動物や自然の映像に音楽をのせられるのが、とても苦手なのである。
しかしながら、このBirds On The Wiresはまた、全く別のユニークなドキュメンタリーで、こんな音楽なら大歓迎だ。
これは、作曲者が朝目を覚ました時に窓の外を見たら、電線に鳥がいっぱいとまっていて、それをまんま音楽にしたんだそうだ。
かわいいメロディーだよね。
自然界は、黄金比で出来上がっている。
鳥や動物達の動きも、この宇宙の比率に準じているのかもしれない。
そんな動きに合わせて音楽を創ると、面白い発見があるのかもね。