2015年3月15日日曜日

今日からジュース・クレンズ 3日間 !


去年の秋に学校を卒業したので、もうこれからは年に4回コロラドへ行かなくてもいいワタクシ。

しかしその分、一回行ってしまうとその滞在期間が延びるのなんのって。で、最近もしばらくアメリカにいて、帰って来たばかりなんですが...。

日本に戻ってきてやはり戸惑うのは、なんといっても食生活です。そんなにストイックに規律を守っているわけではないけれど、やはりアメリカでは、学校で教えてもらった栄養学に基づく食生活を続けているし、それを日常的に日本でやろうとすると、中々難しいのです。

アメリカには、非常に多種多様な食事制限のアイディアがあるだけでなく、それを簡単に実践出来る環境があると思います。

私は、この食事制限が一番だ、とか、誰にとっても正しい、と言う考え方には反対だし言うつもりもありませんが、唯一、選択肢が多い、ということはやはり大事なことではないかと思います。
そして、どんな食事法のアイディアでも、それを選んだ人が簡単にそれを実行しやすい環境を整えてあげる、という点では、アメリカはとても優れていると思うのです。
これはやはり、他民族国家で、様々に複雑な教義を持つ多種多様な宗教を許容しているという下地があるからなのかもしれません。

例えば、去年くらいまで私もハマっていた、ローのスプラウテッド・ブレッド。

これは発芽小麦の芽をミキサーでドロドロにして天日で干して固めてパンにした物で、いわば野菜で出来たパンなのですが、これが精製小麦や酵素の破壊された食品に抵抗を感じる人たちの間であっと言う間に広がり、今やどこのスーパーでも簡単に、安価で手に入ります。

アメリカではロー(熱を加えないで酵素を残す調理法)やグルテン・フリー(小麦抜き)というアイディアはすっかりメジャー市場を占め、そうじゃない物を探す方が難しいぞ、という勢い。(探さないけどね。)
そして最近のトレンドはと言えば、やはりスペルト小麦ですね。

大昔に食べられていた小麦は背が高く、風で倒されてしまって収穫出来ないことが多かったことから、人類が改良を重ね、現在の背の低い育てやすい小麦が出来たそうなのですが、どうもこの小麦・・・と呼ばれている植物は実際には既に遺伝子のレベルからして昔の小麦とは違う植物になってしまっており、最近の研究ではなんとこの新しい(60年くらい前から浸透している)小麦のプロテインが脳の血管の壁を擦り抜け、脳組織へと浸食してしまうということがわかった、というリサーチが発表されてから、それってやべえんじゃねえの、と感じる人が増え、結果流行り始めたのが改良前の古代の小麦、スペルト小麦なのです。

博物館にあった古代種の小麦の種からイタリア人が育てて広めたらしいのですが、グルテン・フリーの人もこの古代の小麦なら食べてもいいかも、と、私などは個人的に思います。実際、小麦アレルギーの人も食べられます、と表示されていたりするんです。

実はこのリサーチ、小麦だけでなくコーンや大豆も対象になっていることから、脳由来の疾患を持つ人はそういう物全部食べないようにしているケースも。
今は農機や環境も研究されているんでしょうから、植物の方を改良(改悪?)するんじゃなくて、育て方を変えるっていう方向には行けないものなんでしょうかね。

それにしても今やアメリカではこの小麦の害説は、トランス脂肪酸の害に次ぐ勢いで社会常識となっていますが、こういった、トランス脂肪酸や小麦の、「害かもよ」、的情報は、日本では恐ろしく浸透しにくいですね。

以前そういう事をちょこっとTwitterで呟いたら、いきなり排他性食品原理主義者扱いされて大変驚いた事がありますが、実際にはその人こそが、オーソドックスな栄養学を妄信するあまり私の情報を排除しようとしたのだということに、本人は気付いているのだろうか。

私は、従来の栄養学に固執して新しい情報を敵と見なす行為もまたその逆も、宗教原理主義者同士の争いの在り方と、全く同じだと思うのです。
まあ、小麦やトランス脂肪酸の害についての情報が一般的になると、日本でのメジャーな市場にかなりな影響を及ぼしかねないので、Twitterなどにはプロの刺客なんかが来て、嫌がらせを言ったりすることもあるのかもしれませんが。

いずれにしても、日本のスーパーにはグルテン・フリーやローやトランス脂肪酸フリーの物が溢れることは当分無いのかもしれず、それはそれで自分は少数派なんだと諦めてそれなりに生きるわけですが、そこでジュース・クレンズの出番なわけなのです。

日本に帰ってきてから、アメリカの毎日と違う物を結構食べちゃって驚いている身体をリセットする為に、今日から三日間、私はジュースだけで生きるのよ。

とは言え2時間おきに全6種類のジュースを飲むというプログラムなので、そんなにお腹は空かないんだけどね。

既に、朝の分を飲んでからもう2時間経過しているので、今二本目を飲んでいます。

これは、コールド・プレスという特殊な方法で絞ったことによって酵素や栄養素がすんごく残っている朝絞りジュースだけで三日間を過ごし、身体をリブートするというプログラムです。

今日のメニューはこんな感じ。
寝坊したから9時半スタートで、全部時間がずれ込んでいきますが。




ジュースの味はとっても美味しいので全種類飲むのが楽しみです。
明日はまた全然違う6種類のジュースを飲むので、三日間で、18種類!?

ジュースの合間に同量の水を飲むとより良い、と言われたんですが、なんか水分過多で溺れそうな気もするのでちょっと様子を見ながらやってみます〜。

またまたアメリカの話になってしまい恐縮なのですが、去年アメリカで、無気力で目の曇った太っててどんよりしたオヤジが、一ヶ月のジュース・クレンズで若々しく活気に満ち、澄んだ目をしたハンサムな青年に変貌して新しい事業も大成功!なんていうリアリティー・ショーが公開されて以来、ジュース断食、すっごく人気です。

私も変われるかしら。
三日間じゃ無理か。。