2014年5月18日日曜日

恋心


相手がしんだら亡骸を食べてしまうかも、というくらい愛している男性と結婚生活を送る女性と話をする機会がありました。

なんと幸福なことでしょう。

たまにこういう、"本当の相手"、みたいな人に出会って、一生をお互いへの深い愛情に満ちた中で生きる人っていますよね。真のロマンスです。

先日、ジョージ・クルーニーの新しいガールフレンド、なんていう女性の写真をネットのゴシップサイトで見かけた時、ジョージったら遂に見つけたじゃん、なんてふと思ったものですが、その後すぐに婚約のニュースがありましたね。

長年独身を貫いて来て、遊び人みたいに言われていたジョージ・クルーニーですが、50才を超えて最終的に選んだ女性が見るからに聡明で成熟した印象の人で、あの彼女を見た時、彼は単に真面目に丁寧に、本当の相手を待っていただけなんじゃないのかな、と思いました。


私が学校で、言語獲得前期(3才以前)に生じるトラウマとその影響について学んでゆく過程の中で、最も多く検証されるのが、恋愛感情です。

誰にも言える事ですが、両親との関係性が最も反映されるのが恋愛関係であり、これは特に私の行ってる学校で取り組んでいる"言語獲得前期"、などというニュー・テリトリーな脳科学を持ち出さなくても、極めて一般的に認識されている事ではないかと思います。

人間は無意識的に常に、親からもらえなかった、足りていない部分の愛情表現を他者から得ようと目論んでおり、この無意識下にある愛情への飢餓感が、様々な行動欲求の原動力になっているわけです。恋愛は愛情が絡む事から、特に親子関係を象徴すると言われています。

しかしながらこの飢餓感/三歳以前に脳に刻まれたトラウマは、大人になってから何か替わりの物を得る、という代替行為では決して癒されたり埋められたりは出来ないと言われています。
人生で何を達成しても満足出来ないことから、極端に食べ過ぎたり飲み過ぎたりドラッグに溺れたり恋愛に溺れたり賭け事や買い物など様々な物の中毒になったり、または真面目な人はそういった逃避行為への強い欲求全てを規制してストレスの塊になって、いずれにしても結局は崩壊する原因は、ここにあると言われています。

今はうちの学校で取り組んでいるような、早期トラウマに切り込む画期的で安全な方法が、日本の最新精神医療の分野にも取り入れられ始めていると聞いているので、才能豊かな若者が破壊的に若死にしたり健康を害したりする姿を見なくても済む時代がやって来るかもしれませんが、現状はまだまだ多くの人たちが、無意識下の飢餓感、という領域の犠牲になっているのではないかと思います。


そして実際、一旦この無意識下の飢餓感から自由になってしまうと、こんなにもバカバカしいことは無い!はあ!??、と心底思ってしまうものなんです。


こうなってくると、誰かに恋愛感情を感じることはあっても、そこにインテンスな瀕死の欲求、つまり親と赤ちゃんとの間に交わされるタイプの、お前の愛を失ったり見捨てられたりしたら命を脅かされるのよ的深刻な欲求〜

つまり赤ん坊はひとりでは生きられない為、親の愛情を失って育児放棄でもされた日にゃあ実際に死んじゃうよ、というような本能的危機感を動機とした欲求

〜の交換を求める気持ちがまるで無いため、相手が多かれ少なかれそういった欲求を抱えていた場合、そこには恋愛が成立しないということになってしまうわけなのです。

こう書くと、やけに分析的で理屈っぽい感じがするかもしれませんが、自分がそこから抜けてしまうと、実際にそうなってしまうんだからしょうがありません。

これが幸福な状態なのかどうかは、個人が人生に何を求めるかによって、意見が分かれるところだと思います。


さて、ジョージ・クルーニーの婚約はどうなるんでしょうか。

私の印象では、ジョージ自身はそういった赤ちゃん欲求恋愛から、かなりの度合いで卒業している印象があります。女性の方も成熟し、自立している印象が。

しかし関係性というものは、深まってくる内に、色んな物が露呈してくるものです。

お互いが自分の理不尽な欲求を盲目的に相手に対して正当化しない限りは、ある程度の赤ちゃん欲求を満たし合えるのも、いい関係だとも感じます。
これはそれぞれの度合いと許容量に関わってくるものなので、まだまだなんとも言えない感じ〜というのが、私の印象ですね。


ま、赤の他人のジョージ(情事/(オヤジギャグ))はおいといて。

オレ自身はどうなのよ。
ご想像におまかせしますよ。
え?まるで興味ない?
実は私もです笑。

しかしそんな私に先日ある人物が、唐突な予言をしてくれました。

なんでもヒュー・ジャックマンによく似た男性が現れ、私と結婚するんだそうですよ。
その人は大変私への理解と愛と尊敬に溢れた人物で、私がどんなに長時間、独りで作画などに没頭していても、それを喜んで応援してくれるような、暖かくてサポーティブな男性なんだそうです。

この予言が成就するのかどうか、わたしゃはっきり言ってどうでもいいんです。
でも成就したら面白いのでちょっと覚えておこうと思い、このブログに書いておきます。
それがこの記事を書き始めた理由でしたからね。わははははは。

アホっぽくてごめんなさい。