2015年2月2日月曜日

今日はグランドフォグ・デイ!!

アメリカにいます。
1週間程前から。

コロラドは、夏日だったと思ったら、朝起きたらいきなり雪が積もっていたりと、相変わらずのワイルドなウエザー。

そんなある日、というか今日、TVのニュースを賑わせていたのが、ペンシルバニアで本日行われた歴史的なイベント、グランドフォグ・デイです。

この権威あるイベントは、2月2日の朝、ペンシルバニアのパンクストゥニー・ヒルという小さな町の市長さんが、グランドフォグ(ウッドチャック/山ネズミ)をケージから出して高々と宙に掲げ、その視線の先を見守るというものです。

もし、グランドフォグが市長さんの影の伸びる方向に目をやれば、今年の冬は短い、つまり、太陽の光がすぐそこに来ている、しかし、万が一グランドフォグが市長さんの影の方に顔を向けなかったら、わたし達は長く暗い冬を過ごすことになってしまうという、大変な明暗がこのむっくりとした大きなネズミの肩にかかっている、重要なイベントなのです。

毎年かかさず行われるこの行事の為に、今朝も明け方から町中の人々がイベント会場に集い、市長の両手の先にちんまり乗っかった山ネズミの姿に、一心に目を向けました。

そして今年、なんとグランドフォグは無事に市長さんの影をちらり見し、結果として、冬は6週間後に終わるだろうとの予想が上げられたのです!!

この由緒正しいグランドフォグ・デイが唯一の観光の呼び物であるその、パンクストゥニー・ヒルという町ですが、このユニークな町名の由来は何なのかと紐解けば、ネイティブ・アメリカンが小さな刺す虫、まあ、蚊みたいなやつを、パンキーと呼んでいたので、そこからもじってパンクストゥニーと名付けたんだそうです。


なんて全てがバカバカしいんでしょう!

冗談のような本当の、アメリカのお話でした。

朝っぱらからニュースで爆笑したよ。