2015年5月19日火曜日

マジカーと餃子


昨日、ザザ・フルニエ&マジカーのコンサートで来日したマジカーに会いました。

コンサートは本日から日仏会館のレストランで22日までです。
ディナー付きとディナー無しとあって、私はどうせならディナー付きで観たいなあ、と思っていますが、なんせ5月22日からニヒル牛2で個展がありますので、もう身動き取れない状態です。
皆様は是非いらしてください。ディナー付きでもそんなに高くないんですよ。確か2000円くらい?

まあそれはそれとして。

マジカーは日本で餃子を食べたいと兼ねてから言っていました。
それで私は色々調べていたのですが、バラエティーが在り過ぎてお手上げ状態。とりあえず、自分で調べ上げたりいただいた情報などを全てリスト化し、マジカーに渡すことにしました。

その後マジカーから滞在先のホテル情報が届き、なんとそのホテルが、私が薦めようかどうしようか迷っていた餃子屋3軒と同じ町内にあることが判明。なんとびっくりです。

その三軒が都内ベスト餃子かどうかは別として、徒歩圏内にあって便利なのはよい事です。
ですのでとりあえず近所に有名どころが数軒あるから、成田からホテルに着いたらまずそこに連れていけるよ、と連絡、すごい喜びの反応が返ってきた、というのが来日前の出来事でした。


そして昨日。

成田からホテルに着いたよ!と連絡があり、午後8時にホテルのロビーで待ち合わせしました。
私は、その夜彼を連れてゆく店を吟味するつもりだったのですが事前にその時間は無かったし、まずはホテルの場所がどのあたりなのか、行ってみないとわかりませんでした。

最寄り駅に早めに着き、まずホテルへ行って場所を確認してから、同じ町内の三軒の内、一番近い餃子屋へ連れて行こうと思っていたのです。

しかしiPhoneの地図アプリでなんとかそのホテルに辿り着いた時、そこが全く私にとって初めての場所で、同じ町内とは言えそのホテルから三軒の餃子屋がどの方向にあるのかさえ、見当も着かない事が判明。

その時点で私は、既に三軒の内の一軒(まだ私が行った事が無いから、という理由で)を決めていたので、ホテルのロビーでiPhoneの地図アプリでその餃子屋を検索しました。

しかーし。
何度検索してもアプリはホテルと同じ場所をポイントするだけ。
なんか壊れちまったぞ、と思った私はホテルを出て、やや遠ざかった場所から改めてアプリでチェック。でもやっぱり同じ場所を....。

話にならねえ、と思いその餃子屋に電話を入れました。
すると。

なんと背後で私の電話に答える声が。

振り向くとそこに、餃子屋の提灯が。

ななななーーーーーんと!!!!

その餃子屋は、そのホテルの一軒先、隣の隣にあったのでございますよ奥さん!!!

ななんとマジカー、餃子好きが高じてこんな魔法を使ってしまったんだねとすっかり感服したわたくし。そこに連れていった時のマジカーの驚く顔を想像しながら、ホテルのロビーで彼を待ちました。

とーこーろーがー。

何故か待てど暮らせど現れぬマジカー。
フランス旅行経験者ですので、フランス人のお時間へのおおらかさはたっぷり経験済みです。
マジカーはイギリス人だけども、長年のフランス生活ですっかりおおらかになったに違いないと15分待った時、マジカーから、どこにいるの?見つけられない、とメールが。
と同時に、ホテルのスタッフの方が私の元にいらして、「うちのゲストをお待ちのようですがいらっしゃらないようですね、もしかしたら、もう一軒の姉妹ホテルの方では?」と言ってくださったのです。

多分、そういうことがよくあるんでしょうね。そのホテルでは。

マジカーにメールで確認したところ。
やはりそうでした。
彼がいるのはそこから7分程離れたもう一軒の、同じ名前のホテル。

私は急いでそのホテルに向かい、無事マジカーに再会。
既に知り過ぎる程知っている場所にある先ほどの餃子屋に連れてゆくことが出来ました。

でもさ。
これって、ヘンじゃね?

私はそもそも注意深い人間なので、こういう間違いってあまりしないんですよね。

でも何故か私はまず、餃子屋の隣にある方の姉妹ホテルに行ってしまって、先に餃子屋を確認するはめに。

これもマジカーの、餃子への情熱から発せられたマジックなのでしょうか。
不可解千万なのであります。

マジカーと餃子 in Tokyo。初体験、という水餃子に感激していました。